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Q:
以前台湾を訪れました時、ある店で買い物をしてお釣りをもらい、その5元硬貨(だったと思います、シルバーで横顔の絵柄)が縁起のいいものなので、財布に入れておくといいと店員に言われました。残念ながらその硬貨は失くしてしまいましたが、縁起のよかった理由を知りたいと思っています(製造年など)
A:
お問い合わせの件について、分かる範囲で回答させて頂きます。
台湾の5元硬化について、縁起が良いというような認識や言い伝えは一般的には存在しておりません。
5元硬化以外でも同様です。
日本では五円玉は縁起が良いといわれておりますが、台湾では硬化について一般的に製造年も含めそのような認識はないようです。
以上参考にしてください。
(担当特派員:TOP17号)
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Q:台湾の中秋節には、どうして焼肉を食べるのですか?
A:中秋節は農暦の8月15日にあり、旧正月や端午節に並ぶ、大事な祝日の一つです。
中秋節といえば、日ごろお世話になっている人たちへ「月餅」(台湾はパイナップルケーキもポピュラー)を贈り、夜は「お月見」を楽しむのが古くからの習慣。
中秋節の頃は、晴れる日が多く空気も澄んでいるため、お月見には最適なのです。
また満月の円形は家族団らんにも繋がっており、家族仲良く食事をして過ごす日でもあります。
上記の事は、中国大陸でも台湾でも、基本的に変わらないと思うのですが、台湾にはもう一つ独特のイベントがプラスされます。
それは「焼肉バーベキュー」。
なぜ中秋節に焼肉?と思う人も多いことでしょう。そこで調べてみました。
「中秋節と焼肉の関係」
中秋節といえば、なにを連想しますか?おそらく15年前までは、定番の月にまつわる昔話や、脂っこくて年末まで放置され続ける月餅や、その月餅にまつわる物語だったでしょう。
しかし現在は違います。「中秋節」といえば10人中9人が焼肉を連想するでしょう。ではなぜ中秋節に焼肉を楽しむ習慣が出来たのでしょうか?
実はこれ、民間の風習とも昔話とも、政府の政策とも全く関係なく、ほんの些細な誤解から始まったものなのです。
10~20年前、焼肉のタレの「萬家香醤油」が、テレビCMで『一家で焼肉、萬家香』というキャッチフレーズで宣伝を始めました。それから数年後、今度は「金蘭醤油」が『金蘭焼肉のタレ』のテレビCMを開始。萬家香はこれに対抗し、『一家で焼肉、萬家香』CMの新バージョンを作り、繰り返し放映しました。
この2社がテレビCMで激しい攻防を繰り広げていたちょうど同時期に、頂好・家楽福・萬客隆などの大型スーパーが次々と開幕。中秋節の前日あたりから、「ついで」に焼肉関連の商品や食品のセールも行ったのです。
これら多くの店が一斉に売り出しを始めたため、台湾人は知らず知らずのうちに、焼肉が中秋節の大事な伝統行事の一つだと勘違いし始め、今では欠かせないメインイベントとなってしまったのです。
また、今まで中秋節の伝統的キャラクターだった「嫦娥」も人気が冷めはじめ、一方「月餅」は贅肉がたくさん付いた人の顔を形容する言葉になってしまったため、月餅が中秋節の本当の主人公だという事は、忘れられていったのです。
しかし、中秋節が焼肉の日に変わってしまったのは、店や企業の戦略だけではないでしょう。なぜなら、台湾人は元々焼肉が大好きなのです。
多くの人が小さい頃から、大人になった今でも、焼肉を楽しんでいます。
それに中秋節は元々一家団欒で食事をするのが伝統ですが、台湾の中秋節はまだまだ暑く、室内でコンロを囲んで焼肉など、暑くてやってられません。
それならば、外でお月見と同時に焼肉もすれば、一度に2つの事が楽しめるではないですか!(台湾人は「一度に二つの事をする」という生活スタイルが習慣化しており、そういう方法を好むのです)
このようにして、焼肉は定着していったのです。
この説のほかに、いくつか別の説もありました。
「中秋節の昔話に出てくる登場人物が、怒って月を弓矢で射落とそうとしたところ、間違って太陽を射落としてしまい、太陽が落ちてきて地上にいる動物達が焼けてしまい、それで人が焼肉を思いついたから」とか、
「昔話の人物「嫦娥」が月に帰るとき、焼肉の煙りをたよりに上っていくから」など。これらは幼稚園の先生が子供に説明するときに話すことが多いようです。
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Q:台湾にはたくさんのお寺があるようですが、日本と参拝方法が違うようなので教えてもらえますか?
A:日本の参拝時にはお賽銭を払って手を合わせ拝むのが一般的。台湾ではまったくやり方が違いますのでお教えしますね。お寺によっても方法が違うのですが、今回は行天宮での参拝をベースにご紹介します。
「参拝順」
宮内中央の香炉でお線香を供え「上天玉皇上帝」に参拝→本堂前の香炉でお線香を供え「關聖天君」に参拝→本堂右側の「關聖太子平」に参拝
→本堂左側の「周恩師倉」に参拝
「お線香」
宮内で無料でもらえますので配っている人から2本もらってください。香炉にお線香をお供えする際は1本ずつお供え願います。なおお供えする手は左手で
「参拝方法」
左手を前、右手を後ろにしてお線香を持ちます。鼻の前の高さまでお線香を持ち上げ、目を閉じ、心の中で平安を祈るだけでもOK。具体的なお願いしてもOK。参拝時に手を前後に3回動かす方法もありますが、動かさなくてもいいということです。
※ここでは日本式の「かしわ手」はNGです。両手で線香を正面に持ち、ただ目を閉じて念じるのです。周りの人を参考にすると良いですよ。
「神様との会話」
ブァーブェというものを使うことによって直接神様と会話することができます。具体的な質問をして神様に答えをもらうことが可能。Yes/No形式の回答になりますので質問の際は「~いいですか?」または「~ダメですか?と聞きましょう。方法は・・・。
本堂前の柱に備え付けの入れ物の中にあるブァーブェを2個手に取ります。
↓
まずは氏名、生年月日、住所などの個人情報をもれなく神様にお伝えし(声に出さないでくださいね(笑))、お願いごとを唱えてそのブァーブェを上から自然に落とします
↓
落ちたブァーブェの結果が・・・
これが出たら紛れもなくYes。良かったですね
これはNo。やめなさい、違います。良くない。できない・・・すべての質問に対しNoの意味
これが微妙なんですよね。説明としては神様が笑っちゃってるっていう意味なんです。この笑っちゃっているという意味=質問者の言っていることがわからないから笑っちゃっているということになります。例えば・・質問「今の仕事やめてもいいですか?」の質問に対する回答がこれだった場合は、今の仕事の内容は神様にはわからないということです。ですので今の仕事の内容をより具体的に説明してあげてから聞きましょう。これが繰り返される=説明が足りないということらしいのでがんばって説明してあげてくださいね。
「おみくじの引き方」
まずは自分の名前を神様に唱え、おみくじを引かせていただきますと挨拶をしましょう。
↓
お寺の柱の脇にあるおみくじを一本引いて番号を覚える
↓
引いたおみくじを元に戻します
↓
先ほどのブァーブェを使って、このおみくじを引かせてもらってよいか神様に質問します
↓
YesならOK。Yes以外のものならば再び別のおみくじを引き番号を覚え神様に質問。Yesといわれるまで何度もやり直します。(あまりにも長くNoが出る場合には、今日はおみくじ引かないほうがいいですか?と聞いてみるのも一つの方法)
↓
Yesの番号を覚えて本堂左側の事務所の中へ。その中にある「發籤詩處」で番号を伝えおみくじをもらって下さい。
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Q:台湾の「鬼月」について、教えてください。
A:台湾や中国では旧暦(農暦)の7月は「鬼月 グイユエ」(鬼=霊のこと)と呼ばれており、あの世とこの世の間にある扉が開き、死者の霊がこの世にやって来ると信じられています。この時はみな玄関先でお供え品を並べ、霊にいたずらされないようにもてなす一方、引越しや結婚など大きな行事を控えるなどの習慣があります。
あの世の扉「鬼門」が開くのは、農暦7月1日。それから門が閉じる7月30日までの一ヶ月間、死者の霊はこの世をさまよい、ご馳走を探したり子孫を尋ねたり、いたずらをしたりすると信じられています。
その一ヶ月の真ん中にあたる7月15日「中元節」は特にその門が大きく開く日なので、民衆はどこにも出掛けず家でおとなしくするようです。
民衆が家の中ではなく玄関先にお供え物を備えるのは、身寄りの無い霊が家に入り、いたずらするのを防ぐためとか。お供え物の上には線香を刺し、紙のお金(紙銭)を燃やします。祖先の為のお参り・お供えは家の中で行い、その際位牌をきちんと置きます。
<鬼月のタブー>
・「鬼」という言葉を口にしない・・・「鬼」の代わりに「好兄弟(Good Brother)」と言う
・枕元に風鈴を吊るさない・・・風鈴は霊を呼びやすく、寝ている間にとり付かれてしまうから
・足の毛を抜かない・・・「一本の足の毛で三つの霊を管理している」と言われており、足の毛が多い人ほど霊は寄り付かないから
・お供え物を食べない・・・霊に断わりもなく食べたら、霊が怒るから
・夜洋服を干さない・・・霊が洋服を気に入って借りると、洋服に霊のにおいが残るから
・夜遊びしている時、本名を呼び合わない・・・霊に自分の名前を覚えられないように、ニックネームなどで呼び合うと良い
・泳ぎに行かない・・・水の霊に引きずりこまれ、命を落とすから
・徹夜しない・・・夜中に人の気は一番弱まり、霊の気は一番強まるため
・壁によりかからない・・・霊は冷たい壁で休むのが好きなので、取り付かれやすい
・やたらと振り返らない・・・ひと気のないはずの場所で呼ばれた気がしたら、霊なので振り返ってはいけない
・やたらと肩や頭を触らない・・・人は頭と両肩から合計3つの火が出ており、肩や頭に触れることによって火が消えてしまうと霊に取り付かれやすい
・スリッパ等の先をベッドに向けない・・・霊は靴の先が向いている方向をたどって人を探し、人と一緒に寝たがるから
・夜に写真を撮らない・・・写真に霊が写りやすいから
・スリッパ等をきちんとそろえてベッドの横に置かない・・・霊が興味を持って寄ってくるから
・口笛を吹かない・・・夜口笛を吹くと、霊に気に入られるから
・一人にならない・・・一人でいると、霊が寄ってくるから
・旅行などに出掛けない・・・霊がついてくるから
・車を買わない・・・事故が起こりやすいから
・家を買わない・・・霊が忍び込むから(リフォームもしない)
・手術しない・・・霊がいたずらするから(出産もこの時期を避けて、早めに産む人が多い)
・結婚しない・・・お化けの嫁(鬼新娘)をもらってしまうから
いかがですか?中には笑ってしまうようなタブーもありますが、霊を信じる人が多い台湾では、真剣に守っている人もたくさんいます。
先日Yahoo台湾のアンケートで「あなたは霊を信じますか?」というお題があり、約80%の人が「とても信じる」「まあまあ信じる」と答えていました。
この時期に台湾に来たからといって、特に怖がる必要はないかもしれませんが、地元の方たちの風習を尊重しトラブルの無いように心がけましょう。
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Q:台湾に住み始めてもうすぐ三ヶ月になろうとしています。でもどうしてもわからないのが、台湾の食事のマナーで何かやってしまったら恥ずかしい、笑われてしまうようなマナーってあるのでしょうか?どう考えても何やっても良さそうな感じなんですが・・・・。
A:おっしゃっている意味、生活している方ならよーくわかりますよね。日本の場合はだったら、例えば物をかむときクチャクチャ音を立てたらいけないとか、食べ物をその場で「ペッ」と出したり(骨とか)NGだと思います。また西洋マナーならガチャガチャ音を立てながら食事するのはマナー違反とか色々ありますよね。生活習慣が違えばもちろんいろんなマナーはあると思うのですが、ここ台湾では他人をあまり気にしないというスタイルが確立されているため、この手の人に迷惑かけるからとかビジュアル的に美しくないからというようなマナーは存在しないように見受けられます。見受けられる=みんなが普通に他国でのNGマナーをやっているということでもあるのですが・・・・。しかしながらあるのです。台湾でもやってはいけないこと。それは何だと思いますか?なんと、「麺を食べるときに音を立ててはいけない」というマナーが存在していたのです!
私も正直全然知りませんでした。麺類食べる時思いっきり音立ててました。が、ある時今回質問されてきた方同様にふと疑問に思って台湾人の友人に聞いてみたんですね。そうしたらこんな答が返ってきたのです。びっくりです。こんなに麺文化が発展しているにも関わらずです。でもよく考えてみるとなるほどーって感じなんですよ。よーく観察してみるとみんな麺を直接吸い込んでいないのです。レンゲの上に乗っけて一口分で食べています。だから音全然してません。街中や、レストランの中があまりにうるさいため全然わからなかったのですが、どうやらそうらしいですよ。ですので、麺類食べる時は注意して食べてくださいね。でも・・・日本人的には麺をすすらず、音立てずに食べるとなんか食べた気しないんですけどねぇ。郷にいれば郷に従えですから我慢しましょう。笑われてもいい!という方はどうぞ自分の信念を貫いてください。別に殴られたりはしませんので(笑)
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Author:TopTaiwanQandA
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